抗原検査体験

ざっくり概要

 本日夕方、新型コロナウイルスの検査を受けてきました。一応、陰性でした。このブログは胃腸の話がメインではありますが、健康繋がりということで、自分が興味をもった点を中心に、検査に至る経緯や検査の様子をさらっとまとめておきます。とはいえ、厚労省のページによると本日(5/10)時点で累計のべ1200万人以上がPCR検査を受けているそうなので、全然珍しい話でもないんですけどね。

 

経緯

 5/5(水)朝、喉の痛みや倦怠感があり、ちょっと風邪っぽいなーという感じでした。コロナ禍になって初めて風邪っぽくなり、

(ついにコロナにかかってしまったのかもしれない・・・)

と腹をくくりましたが、風邪にしては症状があまり悪化せず。熱も36.9度で、実はいつもこのくらいです。5/6,7は寝起き以外症状がないので普通に家でテレワークしてました。

(コロナはおろか、風邪ですらなかったのではないか…?)

とも思ったりもしましたが、5/8,5/9はやっぱり調子がイマイチ。運動するとだるくて早めに切り上げたりして。コロナなのか風邪なのか分からないままでは出勤もできないので、月曜に検査を受けることにしました。

 

病院選び

 月曜日、本日。検査を行っている病院は、電話で市の発熱相談センターに2つほど教えてもらいました。1つ目はいつも通院しているところで、電話をかけると、

「発熱外来は一般の診療後になるが、一般の診療が160分待ちなので遅くなることが予想される」

 とのこと。もう1つの病院に電話をすると、時刻を指定されて、割とすんなり受けられることに。病院によって、診療時間や診療場所などの検査体制は結構違うみたいです。ただ、

「検査の結果を証明する書類は出せませんよ」

と言われました。事実が分かれば十分なので、行くことを伝えました。

 

検査

 指定時刻に病院に行き、屋外の指定場所で待機していると、ほぼ時刻通りに受付の女性が来ました。マスクはもちろん、フェイスガードに手袋をした状態で、透明のクリアケース状のビニール袋を2つ持っています。

「ここに診察券と保険証を入れてください」

 感染のリスクを冒しながら接客していただいている受付の方に恐縮しながら、言われた通りにします。

「看護師が来るのでここで待っててください」

 数分の後、全身紺色の防護服のようなビニール質の服を着た女性が来ました。

「検査場所まで案内します」

 ついていくと、病院の裏に回ることに。洗濯物が干してあったり、裏山の鳥の鳴き声がなんとも裏に来た感じを醸し出しています。紺色のテントで作られたブースが2つあり、その中のパイプ椅子に腰かけるように言われました。テントの広さは2畳ほどで、その3方を上から下まですっぽり包み込むように覆っています。奥の上の方に大きな空気穴があり、風通しは十分あります。

「ここで先生が来るまで待っていてください」

 座っている椅子は、テントの入口向きでちょうど今から来る先生を迎える体勢ですが、目の前に机があり、机の上にはコの字型のアクリル板が置かれていて物理的には遮断されています。いや、よく見ると、下に手を通す穴が2つ空いていました(下の写真)。

 

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アクリル板の手を通す穴

 ほどなくして院長先生が簡単な防護服を身に着けてやってきました。

「ええと、今から抗原検査を行います。抗原検査というのはPCRじゃないんだけど、90%だからちゃんと診断していいことになってます」

 (ん?何が90%なんだろう・・・?たぶん精度なんだろうな…)

「じゃあ、今からこれ(細い綿棒状の何か)を鼻に挿しますので、身を乗り出してください」

 (ああ、インフルエンザウイルス検査と一緒か)

 身を乗り出すと、先生はアクリル板の穴から手を伸ばし、すぐに鼻に挿し入れてきました。

 (痛い・・・でも我慢我慢・・・!)

「吸い込んで!」

 (え?吸い込む?)

 吸い込もうとしましたが、鼻に物がささっている状態では、全然吸えるような筋肉が動きません。そうこうしていると鼻の奥の喉に達しました。そこで、ぐりんぐりん回します。思わずのけぞりそうになり、少し後ずさりしましたが、先生の手はちゃんと追いかけてきます。

 (な、長い・・・!)

 インフルエンザ検査はすぐに終わったと記憶してましたが、この先生が念入りなのか、ずっとくるくる回しています。涙目になってきて、10秒間くらい回したところで、終了。

「結果は5分で出ます。しばらくお待ちください」

 看護師に言われて、喉に残るものを感じつつ、結果を待ちました。

 

結果

 5分後を知らせるタイマーの音が鳴り、そこからしばらくして先生が来ました。今度は防護服を身に着けていません。先生の手には妊娠検査のようなマーカーが浮き出る白い何かを持っています。

「あ、陰性だったよ。どうする?薬何か欲しい?葛根湯とかいる?」

「いや、いりません」

 まあ、結果良ければすべてよし、です。

 家に帰ってから調べて分かったのですが、PCR検査でも感染者の7割くらいしか陽性にならないみたいですね。抗原検査がその90%だとすると、検出率は6割くらいということでしょうか。まあ、一定の説明責任は果たせそうですが、感染させない、感染しない努力は今後も必要そうです。

ちなみに請求された料金は1,790円でした。参考までに、Amazonで抗原検査キットを3,500円(税込)売っているのを確認しました。