5%以下の純情な感情

体脂肪率5.0%

 1か月くらい前にタニタの体重計を買ったのですが、安物でも体脂肪率計がついていて、何年振りかで体脂肪率を計ったら5.0%だったんです。このブログの初回記事をご覧の方はご存知のとおり、僕の体型はただ脂肪がなくて痩せ型なだけで、アスリートでも特別に鍛えている訳でもありません。しかも、3,4年くらい前にタニタ食堂で200万円くらいするタニタ最高性能体組成計で計ったときは4.9%だったので、0.1ポイントアップしたことになります。普段はあまり体脂肪率のことは気にしていないのですが、いくつか驚いたことがあったので、徒然なるままに記事にしておきたいと思います。

www.tanita.co.jp

 

0.1ポイントもアップしてない…だと…?

 せっかく体重計を買ったので、4,5日おきくらいで体脂肪率を計ってみました。2回目、5.0%。3回目、5.0%。4回目、…5回くらい5.0%叩き出した本日、さすがにおかしいと思って説明書を見てみたら、なんと、体脂肪率の測定範囲が5.0-75.0%であることが判明。体脂肪率を計ったことがあるみなさんなら経験されていると思いますが、体脂肪率はお風呂で汗をかいたりすると数ポイントくらい変動することがあります。ということは、つまり、この1か月の体脂肪率は5.0%より低かったと考えられます。測定限界とはいえ、5.0と5.0未満くらいは区別がつきそうなので、そのくらい表示してくれてもいいのに…と思いました。

タニタ BC-754 説明書:http://www.tanita.co.jp/cms/common/pdf/support/bc_series/BC717_753_754_220_75H.pdf

 

体脂肪率の推移

 とまあ、僕は体脂肪率が正しく測定できない体型なのですが、特に望んでこの体型になった訳ではありません。小学校に入るころからずっとやせ型で、中学のときからずっと腹筋が割れており、たぶん20代の頃までは体脂肪率は8%前後でしたが、ここ何年かはおそらく5%前後なんだと思います。ですが、人並みに食事をして人並みに運動をした程度で、特に何の努力をしたわけでもないため、この体型は遺伝と体質によるものです。お腹が弱かったので、医者に診てもらうとき、お腹の触診を受けると、
「いい体しているねぇ。何かやってるの?」
と、2回に1回くらいは言われましたが、「別に…」とエリカ様状態でした。

 

体脂肪率5.0%以下が目標?

 「体脂肪率5%」とgoogleで検索すると、すぐに下記のようなサイトが出てきました。

kintore-master.com

 一読してみると、なんだか事実に基づかないような記述が気になります。このような煽情的な記事を放っておいても害になるだけなので、体脂肪率5%以下の身としてきちんとコメントしておきます。まず、

 体脂肪率5%では「体力が落ちる」ということがよく見られます。

この記述。「よく見られます」という主観的な表現なのが無責任な感じですが、実際に体脂肪率5%を数年やってても、他人と比べて特別に体力がないとは認識していません。もう何年も毎月30,40時間程度の残業もこなし、さらに会社とは真逆の方向にあるところで副業もしてきました。確かに、ちょっとお腹が空いた時にパフォーマンスが落ちることを自覚できるかもしれませんが、問題なく、普通に生きていけます。次、

冷え性になる」というのも、体脂肪率5%では起こる可能性があります。

「起こる可能性」って言えばそれは否定できませんが、その後の記述を読んでも、単に「寒さに弱い」ってだけで、いわゆる冷え性の記述ではありません。確かに、脂肪がないと、寒さには弱いです。冷えるとお腹にもきてしまうので、基本的に冬は嫌いです。ただ、僕は、10代後半くらいに、冷え性っぽいところがありました。夜、布団の中で手足の指が冷えてつらい、というものです。ですが、特に何か対策をしたわけではありませんが、20代からは冷え性ではなくなりました。

体脂肪率5%で最も注意したいのが「免疫力が低下する」ということです。先述した通り、体脂肪率5%以下になると体温を保持できずに冷え性になる可能性が高まります。

へー、って感じです。まあ、子供が1,2歳の頃は1,2か月に1回くらい風邪をひくので、何回かもらってしまいましたが、これまで1度もインフルエンザにかかったことはありませんし、いわゆる大病になったこともありません。

 この記事は、この後、「体脂肪率5%を目指す方法」と続きます。が、体脂肪率が8%から意図せず減ってしまった身としては、

体脂肪を落とすということに関してダイエットは欠かせません。

などと言われても。「いや…あの、あんまり無理して体壊さないでくださいね」としか。唯一まともそうな記述は、

食事量を管理し、摂取カロリーよりも消費カロリーを大きくすること

くらいでしょうか。

 

あとがき

 どうでもよさそうな記事に毒づいてしまいましたが、こういうこともちゃんと書いておこうと思った経緯について最後に触れておきます。twitterでは過敏性腸症候群IBS)の方だけでなく、機能性ディスペプシア(FD)の方も多くフォローするようになり、「食欲がなくて、ここ数か月で体重が〇kg減ってしまった」「不安だ」といったようなツイートを目にすることも多いです。僕も学生の頃にFDだった経験がありますが、食欲がない時はかなりつらいと思います。体重が減っていく不安も理解できます。今回体脂肪率について記事を書いたのは、摂食障害にならない程度に食べていれば、痩せるだけではそんなに弱らない、ということを示したかったからです。このブログのタイトルのとおり虚弱なのに、矛盾するかもしれませんが、虚弱でも問題なく生きていけます。